欲望のありか

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個人の能力に依存しない事業の仕組みを作る重要性

こんにちはKJです!
 
僕は現状起業などは考えていないですが、サラリーマンで生きていくのは嫌なので自分でビジネスをやるという事には興味があります。
 
そんな中、マイケル ガーバー氏 「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」という本を読んで、参考になる点がありましたので今回共有させていただきます。
 
本の印象としては起業したばかりの人、もしくは起業を考えている人向けに書かれている本です。
しかし、普通にサラリーマンをやっている人にとっても「事業の収益性」について考えるうえで参考になる点も多いかと思います。管理職しかりぺーぺー社員しかり。

事業は個人の能力に依存しない仕組みが重要

本書で一番強く主張されている事は、起業において「個人に依存せずに収益を継続的に得られる仕組みを作る事が一番重要」という事です。
 
起業を志す人間などは基本的に能力が高いはずです。始めのうちは自分一人で様々な業務をこなし、顧客を相手にしていくパターンも多いようですが、それではいつか頭打ちになってしまいます。
 
軌道に乗ってくるとビジネスも徐々に拡大していくわけで、仕事量も膨大になってくると一人でこなせなくなってしまいます。
そうなると仕事に追われ、自分の時間も無くなり、本来自分が好きでやっていたことが嫌いになっていき撤退していくケースも多いようです。
 
業務量が個人の限界に達した際に「事業の縮小」か「人を雇い事業を拡大させていく」という選択肢が出てくるわけですね。
 
しかし、数々の人の起業支援を行ってきた著者は事業の縮小をするようでは未来は無いと主張しています。
 
また、「人を雇い事業を拡大していく」という選択肢を取る場合にも、自分の管理が及ばない場合、数々のトラブルが起こり撤退を余儀なくするケースも多いようです。
 
従業員ごとに業務のクオリティが違く、そのせいで顧客からの信頼を失ったりするケースとか。
 
そこで事業を継続的に拡大していくには「個人に依存せずに収益を継続的に生み出すビジネスモデル」が必要になってくるというわけですね。
 
本書では参考にすべきビジネスモデルとしてマクドナルドの例を挙げています。
 
マクドナルドは個人に依存しないビジネスモデルを構築しています。
接客方法、ハンバーガー作りも徹底化されているマニュアルがあります。
顧客への第一声、よくある質問に対しての決まりきった回答、ハンバーガーについては〇秒焼いてひっくり返す、食材の配置の位置..etc
 
作業自体が定型化されていれば基本的には誰でも一定のレベルで業務を行う事ができ、提供サービスの質にもばらつきが出ませんよね。
 
誰がやっても顧客に対して求めれらているサービスを提供できることで事業は継続的に収益を得られるという事です。

まとめ

自分でビジネスをやりたい!って方は結構いると思いますが、そういう人には本書は参考になる事が多いんだろうなと思いました。
 
好きな事でお金を稼いで、自分の自由時間を増やすために起業したものの、結局仕事量が膨大で納期にも追われるようにになって「結局サラリーマンと大差ないじゃん!むしろきついやん!」って生活を送るのって怖いですよね。目も当てられないです。
 
そうならないために気を付ける点なんかも書かれています。
 
僕は働いている時なんかは今までルールなんて大して重要視していなかったですが、本書を読んでルールやマニュアルの大事さに改めて気づかされました。
 
僕も一回くらいは起業してみたい欲はありますが、それくらいのテンションじゃ起業しても失敗するのが目に見えますね。
まあ色々活動していく中で、自分なりに熱中できることを見つけたいですね。
 
一番印象に残った内容:起業の目的は個人の限界を超える事