欲望のありか

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好きなことで食べていくには、お金を生み出す「システム」づくりが重要

こんにちはKJです!
 
最近「そろそろ会社を辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識を
シェアしようじゃないか」という本を読みました。
 
本書は好きなことで食べていくための土台作りに関する考え方や手段、実際に独立して
から持つべき心構えについて書いております。
タイトル買いでしたが、結構面白かったです。
 
その中で参考になった主張が、金を生み出す「システム」作りが提供するサービスの質
と同等、もしくはそれ以上に重要という主張です。
 
今回は提供するサービスの質もさることながらお金を儲けるための「システム」作りが
重要という考えについて共有したいと思います。

好きなことで飯を食っていくには金を稼げる「システム作り」が必要

「システム」で成功したリブセンスの例

本書では好きなことをやって食っていくためには、提供するサービスの「価値」だけではなく、お金を稼ぎだす「システム」が重要であることを説いています。
 
収益を生む「システム」があれば、提供するサービスが大して他社と差別化されていなくともお金を生み出せるわけです。
 
例えば史上最年少で上場したと話題になった「リブセンス」は人材、不動産などの広告掲載サイトの運営を行っております。この分野は「リクルート」一強のイメージではありますが、なぜ「リブセンス」が台頭することができたのでしょうか?
 
お金を稼げる「仕組み」ができあがっているからです。
提供するサービス自体の質に恐らく大きな違いはありません。
 
リクルートなどは求人広告の掲載に掲載主の企業からお金を取ります。人材が採用されようがされまいが、一定の広告掲載費を払わなければならないのです。
 
実際にリクルートで働いている友人から聞いたのですが、広告掲載しているにもかかわらず求職者が来ないので「お金払っているのに何で人が来ないんだ!」というクレームを受けることもあるようです。
 
リブセンスの場合は企業の広告掲載費自体を無料にし、採用された場合にのみお金を払うという成果報酬型の仕組みを取ったのです。
そうすれば掲載を依頼する企業側も人材募集に毎月数十万の固定費を払わずに済みますよね。
 
しかし、広告掲載の依頼主である企業が人を採用しても、リブセンスにお金を払いたくないがために、人を採用されていないふりをする可能性もあります。
 
そこでリブセンスが取り入れたのは、採用された人はリブセンスに報告することでいくらかのキャッシュバックを受けとることができる、という制度です。
 
キャッシュバックがあるため、無事リブセンスの広告を通して採用された人間はリブセンスに無事採用されたことを通知し、キャッシュバックを受けとるでしょう。
 
これで掲載主からバックレられることなく、お金を徴収できるわけです。
 
人材会社という意味ではサービスの質に大きな違いはないものの、お金を稼ぐ「システム」を構築したことで他社と差別化を図った良い例ですね。

「質」だけでなく金を稼ぎ出す「仕組み」を考えるべき

提供する製品・サービスの「質」もさることながら、お金を生み出すシステムを構築することが、好きなことで飯を食っていくために必要なわけです。
 
自分が好きなことを仕事にし、それで飯を食っていくというのは皆憧れるでしょう。しかし、ずっと好きなことをやり続けて継続的にお金に結びつけていくことは非常に難しいことだと思います。
 
自分が好きで、だれにも負けないという分野であっても、「どのように売り出すか」という点がしっかりと考えられているかいないかで結果に大きな差がでるでしょう。
 
質が高ければいいってもんじゃないです。
継続的に収益を得るためには「何を売るか」ではなく、「どう売るか」「どう収益に結びつけるか」という要素も考え抜かなければならないですね。

まとめ

僕は最近この手の「副業・起業」関連の本を読むことが多いですが、「そろそろ会社を辞めようかなと思っている人に、~」という本は、ある特定の分野で有名な企業が、実はサイドビジネスの方で儲けていたりする例なんかも交えて、お金を稼ぐ「システム」の重要性を説いている点が面白かったです。
 
ディズニーも入場料よりもグッズ販売の方が儲かっていたり、だとか、ハーバード大学は毎年の授業料の収入よりも卒業生からの寄付金の方が多かったりだとか。
 
起業を考えている方なんかはアイデアのネタ作りなんかで参考になる点もあるのではないでしょうか。